「ジムに通おうと思うけど、月3,000円のチョコザップやエニタイムなどの24時間ジムで十分かな?」
「それとも、やっぱり最初はプロに見てもらえるパーソナルジムに行くべき?でも2ヶ月で20万円とか高すぎるし…」
筋トレを始めようと思った時、誰もがこの「価格の壁」と「効果への不安」の間で葛藤します。
安いジムに入会して、結局続かずに会費だけ払い続ける「幽霊会員」になるのは嫌だ。
かといって、大金を払ってパーソナルに行っても、リバウンドしたらドブに捨てるようなものだ。
結論を出しましょう。
もしあなたが、バーベルの持ち方もわからない完全な初心者なら、最初は「短期集中」でパーソナルジムに行くべきです。
一生通い続ける必要はありません。最初の2〜3ヶ月だけでいいのです。
なぜなら、ジム選びにおける「24時間ジム」と「パーソナルジム」の関係は、「レンタカー」と「自動車教習所」の関係と同じだからです。
免許を持っていないのに、いきなりレンタカーを借りて公道に出たらどうなるでしょうか?
この記事でわかること
- なぜ初心者がいきなり24時間ジムに行くと「事故る」のか(教習所理論)
- パーソナルを「2ヶ月で卒業」して24時間ジムへ移行する最強コスパ術
- 「卒業前提」で選ぶべき、失敗しないパーソナルジムの条件
結論:「24時間ジム」はレンタカー、「パーソナル」は自動車教習所である

多くの初心者が勘違いしていますが、24時間ジムとパーソナルジムは「サービスの質」が違うのではなく、そもそも「役割」が全く異なります。
初心者がいきなり24時間ジムに行っても「事故る」理由
24時間ジムは、マシンという「機材(車)」を貸してくれる場所です。
つまり、「レンタカー屋」です。
レンタカー屋の店員は、車の貸し出し手続きはしてくれますが、運転の仕方は教えてくれません。
もしあなたが「筋トレの免許(正しいフォームやメニューの組み方の知識)」を持っていない状態で、24時間ジムに行ったらどうなるでしょう?
使い方のわからないマシンの前で立ち尽くすか、見よう見まねで動かして関節を痛める(事故る)か、怖くなってランニングマシンだけ走って帰ることになります。
これでは、いつまで経っても体は変わりません。
パーソナルは「痩せさせてもらう場所」ではなく「免許を取る場所」
対してパーソナルジムは、トレーナーが隣についてイチから教えてくれる「自動車教習所」です。
教習所のお金が高いのは、車代ではなく「技術指導料」だからです。
ここで重要なマインドセットがあります。
パーソナルジムを「毎回トレーナーに励ましてもらって痩せさせてもらう場所」だと思わないでください。
「一人でも安全に効果的なトレーニングができる技術(免許)を取得する場所」と捉えてください。
免許さえ取ってしまえば、あとは教習所を卒業して、安いレンタカー(24時間ジム)で自由に走り回ればいいのです。
最初の20万円は「浪費」ではなく、一生使える技術への「投資」
「2ヶ月で20万円」と聞くと高く感じるかもしれません。
しかし、そこで正しいスクワットや食事管理の知識を身につければ、その知識は一生あなたのものです。
今後30年、40年と体型維持に使えるスキルが手に入ると考えれば、月々数千円の出費に過ぎません。
逆に、知識がないまま自己流で何年も成果が出ない時間を過ごすことこそ、最大の「浪費」ではないでしょうか。
なぜ9割の初心者が「24時間ジム」で幽霊会員になるのか?

「とりあえず安いし、YouTubeを見ればなんとかなるでしょ」
そう思って24時間ジムに入会した人の多くが、3ヶ月以内に通わなくなります。
その典型的なパターンを見てみましょう。
「何をすればいいかわからない」という孤独な迷子状態
ジムに入ると、マッチョな常連たちがフリーウェイトエリア(ダンベルなどがある場所)を占拠しています。
初心者はその空気に圧倒され、マシンの使い方もわからず、部屋の隅にあるストレッチエリアでスマホをいじって時間を潰します。
「今日は何をしに来たんだろう…」という虚無感が、足取りを重くさせます。
マシンの使い方が合っているか不安で、結局ランニングマシンしか使わない
勇気を出してマシンに座ってみても、「この動かし方で合ってるのか?」「誰かに笑われていないか?」という不安がつきまといます。
結果、誰でも使い方がわかる「ランニングマシン」か「エアロバイク」が安息の地となります。
しかし、有酸素運動だけでは筋肉はつかず、劇的な体型の変化は起きません。
「頑張って通ってるのに体が変わらない」と絶望し、退会に至ります。
【Episode】29歳・営業職Cさんの失敗
「月額2,980円なら続かなくても痛くないし」と、軽い気持ちでコンビニジムに入会したCさん。
最初の週は毎日通いましたが、マシンの使い方がわからず、適当にガチャガチャ動かして終了。
翌日、腰に違和感を感じてジムを休み、そのままフェードアウト。
半年後、通帳を見て「一度も行ってないのに18,000円も払ってる!」と気づき、慌てて解約に行きました。
「安物買いの銭失いとはこのことか…」とCさんは肩を落としました。
強制力がないため、スマホを見ながらダラダラ過ごして終了
24時間ジムには、あなたを叱ってくれる先生はいません。
インターバル(休憩)のたびにスマホでSNSを開き、気づけば10分の休憩。
1時間の滞在時間のうち、実際に動いていたのは15分だけ、なんてこともザラです。
自由とは、強い自制心がある人だけが楽しめる特権なのです。
コスパ最強!パーソナルを2ヶ月で「卒業」して24時間ジムへ移る黄金ルート

では、どうすればいいのか。
私が提案する最強の戦略は、「パーソナルジムを踏み台にする」ことです。
STEP 1:パーソナルで「正しいフォーム」と「限界」を知る(2〜3ヶ月)
まず、短期集中コース(16回〜24回程度)のあるパーソナルジムに入会します。
ここで学ぶべきは、「ベンチプレス」「スクワット」「デッドリフト」などの基本種目の正しいフォームです。
また、トレーナーに補助についてもらい、「自分一人では出せない限界の強度」を体感してください。
「ここまで追い込まないと筋肉はつかないんだ」という基準を知ることが重要です。
STEP 2:メニュー作成をプロに依頼し、卒業する
コース終了が近づいたら、トレーナーにこう伝えてください。
「卒業後は24時間ジムに通う予定です。一人でもできるメニューを組んでもらえませんか?」
まともなトレーナーなら、喜んであなたの骨格や目標に合わせたメニュー表を作ってくれます。
これが、あなただけの「トレーニングの地図」になります。
STEP 3:習ったことを24時間ジムで「自習」する(月会費のみで継続)
地図(メニュー)と運転技術(フォーム)を手に入れたあなたは、もう迷子ではありません。
ここで初めて、月額数千円の24時間ジムに入会します。
以前とは違い、やるべきことが明確なので、マッチョたちに混じって淡々とトレーニングをこなせるはずです。
これが、初期投資はかかるが、ランニングコストは最安で、かつ確実に結果が出る黄金ルートです。
「卒業前提」で選ぶ!失敗しないパーソナルジム選びの基準

この戦略を実行するためには、ジム選びも重要です。
「ずっと通わせようとする(依存させる)」ジムではなく、「自立させてくれる」ジムを選びましょう。
「食事指導」がマニュアル通りではなく、生活に合わせてくれるか
「糖質は一切カットしてください」という極端な指導をするジムは避けましょう。
卒業した瞬間にリバウンドします。
「コンビニならこれがおすすめ」「飲み会の時はこう調整しましょう」といった、卒業後も一人で続けられる現実的な食事管理を教えてくれるかが鍵です。
トレーナーが「解剖学」を理解しているか
「もっと気合で上げて!」という根性論しか言わないトレーナーは論外です。
「肘の角度をあと5度開いて。そうすると大胸筋の上部に効くから」といった、論理的な指導ができるトレーナーを選びましょう。
これは、無料カウンセリングの際に「なぜこのフォームなんですか?」と質問すれば見抜けます。
卒業後に「一人でできるメニュー」を作ってくれるか
入会前のカウンセリングで、「将来的には一人で24時間ジムで続けたいと考えています」と正直に伝えましょう。
その目標を応援し、「じゃあ一人立ちできるように指導しますね」と言ってくれるトレーナーこそが本物です。
逆に「一人じゃ絶対無理ですよ」と不安を煽り、長期契約を迫るジムは避けてください。
それでも「いきなり24時間ジム」に行ってもいい人の条件

ここまでパーソナル推しで話してきましたが、例外的に最初から24時間ジムでも成功する人がいます。
過去に部活などでウエイトトレーニング経験がある
学生時代に柔道部やラグビー部などで、バーベルを使ったトレーニングを基礎から叩き込まれている人は、すでに「免許」を持っています。
ブランクがあっても体は覚えているので、最初からレンタカー(24時間ジム)で大丈夫です。
YouTubeを見て独学で試行錯誤できる「研究熱心」な性格
自分のフォームをスマホで撮影し、解説動画と見比べて、「何が違うんだろう?」とPDCAを回せる研究熱心なタイプの人。
このタイプは独学でも成長できます。
ただし、間違いに気づくまでに時間がかかるため、成長スピードは「教習所(パーソナル)」に通う場合より遅くなる覚悟は必要です。
【Episode】半年後のあなた
あなたは今、近所の24時間ジムにいます。
かつては入りづらかったフリーウェイトエリアで、迷いなくバーベルをセットし、美しいフォームでスクワットを行っています。
周りの初心者たちがマシンの使い方がわからず戸惑っているのを見て、心の中でこう思います。
「最初にパーソナルで基礎を習っておいて本当によかった」と。
月額7,000円程度のコストで、引き締まった体を維持し続ける「一生モノの趣味」を手に入れたあなたは、もう二度と「ジム選び」で迷うことはありません。
まとめ:最初の「教育」にお金をかければ、トータルコストは安くなる

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
迷いは晴れましたでしょうか?
重要なポイントを振り返ります。
- 24時間ジムはレンタカー:運転できない人が借りても事故るだけ。
- パーソナルは教習所:一生使える「身体操作の免許」を取りに行く場所。
- 黄金ルート:最初の2〜3ヶ月だけパーソナルに通い、ノウハウを吸収して24時間ジムへ移籍する。
今日のアクションプラン
まずは、気になっているパーソナルジムの「無料カウンセリング」を予約してください。
契約する必要はありません。
プロのトレーナーに自分の悩みや目標を話し、「自分にはどんなトレーニングが必要なのか」を聞くだけでも、大きな一歩です。




