「ダンベルは重くて場所を取るし、ジムに行く時間もない…」
「自宅での腕立てや腹筋だけでは、なんだか物足りない…」
「肩や股関節など、もっと細かい部分をケアしながら鍛えたい!」
そのように、自宅トレーニングの限界やマンネリを感じていませんか。
もし、あなたのトレーニングの可能性を無限に広げ、ダンベルやマシンでは得られない全く新しい刺激を与えてくれる“魔法の道具”があるとしたら…?
その答えは、たった一本のゴム、「トレーニングチューブ」にあります。
この記事では、なぜこのシンプルなゴムバンドが、トップアスリートからリハビリ中の患者さんまで、幅広く愛用されているのか。その驚くべき効果から、あなたの目的を120%叶えるための正しい選び方、そして具体的な使い方までを徹底的に解説します。

この記事でわかること
- なぜトレーニングチューブがダンベルよりも効果的な場面があるのか、その科学的な理由
- もう迷わない!強度・種類・素材で見る、後悔しないトレーニングチューブの選び方
- 美尻作りから肩こり改善まで!チューブ1本でできる部位別最強トレーニング7選
- なぜチューブは“魔法のゴム”なのか?ダンベルにはない3つのユニークな効果
- 後悔しないトレーニングチューブの選び方|3つの絶対チェック項目
- 【2025年最新】目的・タイプ別!トレーニングチューブおすすめ人気ランキング10選
- チューブ1本で全身攻略!部位別最強トレーニング7選
- トレーニングチューブに関するよくある質問(Q&A)
なぜチューブは“魔法のゴム”なのか?ダンベルにはない3つのユニークな効果
トレーニングチューブは、決して「ダンベルの廉価版」ではありません。
ゴムの張力を利用するからこそ得られる、ダンベルやマシンにはない3つのユニークな効果が、あなたの筋肉を新しい次元へと導きます。
効果1:負荷が抜けない!「漸進的な負荷」で筋肉を常に刺激し続ける
ダンベルを使ったアームカールを想像してみてください。
腕を上げきった瞬間、重力は真下にかかるため、筋肉への負荷は一瞬ゼロになります。
しかし、チューブは違います。
ゴムは伸びれば伸びるほど強くなる「漸進的な負荷」という性質を持つため、動作の最初から最後まで、筋肉から一切負荷が抜けません。
この絶え間ない**刺激**が、筋肉の成長を強力に促進するのです。
効果2:関節に優しい!怪我のリスクが低く、リハビリにも最適
高重量のダンベルは、関節に大きな負担をかけるリスクが伴います。
一方、チューブトレーニングは、関節への負担が非常に少なく、筋肉そのものにダイレクトに負荷をかけることができます。
そのため、トレーニング初心者や女性、高齢者はもちろん、怪我からのリハビリテーションの現場でも広く活用されている、非常に安全性の高いトレーニングなのです。
効果3:究極の携帯性!いつでもどこでも、そこがあなたのジムになる
これこそが、チューブの持つ最大の魅力かもしれません。
カバンの中に丸めて入れておけば、自宅のリビングはもちろん、出張先のホテルや、公園の片隅でさえ、あなただけのプライベートジムに早変わりします。
この究極の携帯性が、「時間がない」「場所がない」というあらゆる言い訳を無力化し、あなたのトレーニング習慣を強力にサポートします。
後悔しないトレーニングチューブの選び方|3つの絶対チェック項目
チューブ選びで最も重要なのは、あなたの「目的」と「現在の筋力レベル」に合ったものを選ぶことです。
間違った選択は、効果が出ないだけでなく、怪我の原因にもなりかねません。
ポイント1:【最重要】強度の選び方|色とkg表記の罠、あなたの目的に合うのは?
チューブは、色によって**強度**(張力)が分けられています。
しかし、この色のルールはメーカーによってバラバラなので、必ず「kg」表記を確認しましょう。
- 初心者・女性・リハビリ目的:まずは最も強度が低いもの(5kg〜10kg程度)から始めましょう。
- 中級者・一般的な筋トレ目的:10kg〜20kg程度の強度を、部位によって使い分けるのがおすすめです。
- 上級者・懸垂のアシストなど:20kg以上の高強度のものが必要になります。
迷ったら、複数の強度がセットになった製品を選ぶのが最も賢い選択です。部位や種目によって最適な強度は異なるため、セット品ならあらゆるトレーニングに対応できます。
ポイント2:種類で選ぶ|「ループバンド」「セラバンド」「ハンドル付き」の違い
チューブには、主に3つの種類があります。
あなたの主な目的に合わせて選びましょう。
種類 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|
ループバンド | 輪っか状になっている、最も一般的なタイプ。 耐久性が高く、様々な用途に使える。 |
懸垂のアシスト、ヒップアップトレーニング、全身の筋トレ |
ハンドル付きチューブ | チューブの両端にハンドルが付いているタイプ。 ジムのマシンのように握りやすく、力を入れやすい。 |
胸、背中、腕など、上半身を中心とした筋トレ |
セラバンド(平ゴム) | 平たいリボン状のゴム。 持つ位置で負荷を微調整しやすく、リハビリの現場で多用される。 |
肩のインナーマッスル強化、ストレッチ、リハビリ |
ポイント3:素材で選ぶ|耐久性とアレルギー(天然ゴム vs TPE)
ほとんどのチューブは「天然ゴム(ラテックス)」で作られており、伸縮性と耐久性に優れています。
ただし、ゴムアレルギーの方は注意が必要です。
その場合は、「TPE(熱可塑性エラストマー)」などのラテックスフリー素材で作られた製品を選びましょう。
チューブを“リハビリ用”と馬鹿にしていた僕
ダンベル信者だった僕は、正直トレーニングチューブを「怪我した人が使う、弱い負荷の道具」と見下していました。
ある日、ジムで肩を痛め、トレーナーに勧められたのがセラバンドを使った肩のインナーマッスルトレーニングでした。
「こんなゴムで効くわけが…」と半信半疑でやってみたところ、数回の動作で、肩の奥深くが燃えるように熱くなるのを感じました。
今まで感じたことのない、的確な刺激。
ダンベルでは決して届かなかった深層部の筋肉に、チューブがダイレクトに語りかけてくるようでした。
あの日以来、僕のトレーニングにチューブは欠かせない最高のパートナーです。
【2025年最新】目的・タイプ別!トレーニングチューブおすすめ人気ランキング10選
ここからは、あなたの目的とレベルに最適な**モデル**を、タイプ別にご紹介します。
あなたのトレーニングを次のレベルへと引き上げてくれる、信頼できる一本が必ず見つかります。
【ループバンド部門】自重トレ強化&ヒップアップに最適
【1位】GronG (グロング) トレーニングチューブ
特徴:品質と価格のバランスに優れた、ループバンドの決定版。
5種類の強度がセットになっており、部位や種目に応じて使い分けが可能。
懸垂のアシストから、美尻トレーニングまで、あらゆるニーズに応える万能選手。
【2位】STEADY (ステディ) トレーニングチューブ
特徴:日本のフィットネスブランドならではの安心感と、丁寧な作りが魅力。
収納ポーチや日本語のトレーニング動画解説も付属しており、初心者が最初に買う一本として最適。
インテリアに馴染むデザインも人気。
【3位】PROIRON (プロアイロン) トレーニングバンド
特徴:高品質な天然ラテックスを使用し、優れた伸縮性と耐久性を誇る。
ハードなトレーニングでも安心して使えると、中上級者からの信頼も厚い。
負荷のバリエーションも豊富。
【ハンドル付きチューブ部門】マシン感覚で全身を鍛える
【1位】Soomloom (スームルーム) トレーニングチューブ
特徴:5本のチューブの組み合わせで、負荷を数十段階に微調整できるのが最大の魅力。
ドアアンカーやアンクルストラップも付属し、これ一つでジムのマシンのような多様なトレーニングが自宅で実現可能。
コスパも最強。
【2位】Schiek (シーク) エクササイズバンド
特徴:トレーニングベルトなどで有名なブランドが手掛ける高品質なチューブ。
持ちやすいハンドルと、切れにくい頑丈な作りで、安全に高負荷トレーニングを行える。
本物志向のトレーニーに。
【セラバンド(平ゴム)部門】リハビリ・ストレッチに最適
【1位】THERABAND (セラバンド)
特徴:リハビリの現場で絶大な信頼を得る、平たいゴムバンドの元祖。
負荷が細かく色分けされており、医療機関からトップアスリートまで幅広く使用されている。
インナーマッスルの強化や、繊細な動きのトレーニングに不可欠。
【美尻特化・布製バンド部門】女性におすすめ
【1位】GYMMAGE (ジメ―ジ) トレーニングバンド
特徴:ゴム製バンドのようにめくれたり、肌に食い込んだりしない、布製のヒップバンド。
内側に滑り止め加工が施されており、スクワットやヒップスラスト中でもズレない。
美尻メイクに特化した、女性のためのマストアイテム。
【2位】Fit Simplify (フィットシンプリファイ) ループバンド
特徴:豊富なカラーと5段階の強度がセットになった、世界的なベストセラー。
手頃な価格で始めやすく、キャリーバッグ付きで携帯性も抜群。
トレーニング初心者や女性に圧倒的な人気を誇る。
【番外編】高機能・複合モデル
【1位】BodyBoss 2.0 (ボディボス)
特徴:「持ち運べるジム」というコンセプトのポータブルフィットネスマシン。
土台となるボードとチューブ、ハンドルなどを組み合わせ、数百種類のトレーニングが可能。
自宅を本格的なジムに変えたい、究極のチューブトレーニングシステム。
【2位】TRX (ティーアールエックス) サスペンショントレーナー
特徴:チューブではないが、自重と重力を利用して体幹を鍛えるサスペンショントレーニングの代名詞。
不安定な状態で動作を行うことで、チューブトレーニングとはまた異なる、機能的な強さを手に入れられる。
チューブ1本で全身攻略!部位別最強トレーニング7選
チューブの真価は、その汎用性にあります。
ここでは、チューブ1本あればできる、**全身**を鍛える基本の7種目をご紹介します。
- 【肩】サイドレイズ:チューブの中央を足で踏み、両端を握って腕を真横に上げる。
肩の美しい丸みを作る定番種目。 - 【背中】チューブロウイング:座って足の裏にチューブを引っ掛け、胸を張って肘を後ろに引く。
広い背中を作るための基本。 - 【胸】チューブチェストプレス:背中にチューブを回し、腕立て伏せのように腕を前に押し出す。
- 【腕】アームカール&プッシュダウン:力こぶを鍛えるカールと、二の腕を引き締めるプッシュダウン。
- 【お尻】ヒップスラスト:ループバンドを膝の上にはめ、仰向けで膝を立て、お尻を高く持ち上げる。
美尻作りの王道種目。 - 【お尻】クラムシェル:横向きに寝てループバンドを膝の上にはめ、貝殻が開くように上の膝を開閉する。
お尻の横の丸みを作るのに効果的。 - 【脚】チューブスクワット:ループバンドを膝の上にはめ、負荷をかけたままスクワットを行う。
トレーニングチューブに関するよくある質問(Q&A)
最後に、トレーニングチューブに関するよくある**質問**にお答えします。
正しく安全に使い、その効果を最大限に引き出しましょう。
- Q1. ゴムが切れたりしませんか?安全な使い方は?
- A1. 信頼できるメーカーの製品であれば、通常の使用で突然切れることは稀です。
ただし、傷がついたまま使用したり、過度に伸ばしすぎたりすると切れる危険があります。
使用前には必ずチューブに亀裂などがないかを確認し、ドアアンカーなどを使う際は、しっかりと固定されているかを確認しましょう。 - Q2. 強度の違うチューブを複数買った方がいいですか?
- A2. はい、断然おすすめです。
脚やお尻のような大きな筋肉と、肩のような小さな筋肉では、必要な負荷が全く異なります。
複数の強度がセットになった製品を購入するのが、最もコストパフォーマンスが高く、トレーニングの幅も広がります。 - Q3. 毎日使っても大丈夫ですか?
- A3. 高強度の筋トレ目的で使う場合は、筋肉の回復のために1〜2日休みを入れるのが理想です。
ただし、ストレッチやリハビリ目的で軽い負荷で使う場合は、毎日行っても問題ありません。
目的と強度に応じて使い分けましょう。
“お尻が上がったね”と言われた、私の小さな革命
在宅ワークで、すっかりたるんでしまった自分のお尻がコンプレックスだった私。
でも、ジムに行く勇気も、家でスクワットを続ける根気もありませんでした。
そんな時、SNSで見つけた布製のヒップバンドを購入。
テレビを見ながら、ただ膝の開け閉め(クラムシェル)を繰り返すだけ。
最初は半信半疑でしたが、1ヶ月続けた頃、ジーンズを履いた時のヒップラインが明らかに違うことに気づきました。
そして先日、友人から「なんか最近、お尻上がったね!」と言われたのです。
たった一本のゴムバンドが、私のコンプレックスを自信に変えてくれました。
それは、私にとって小さな、でも確かな革命でした。
まとめ:チューブは、あなたの“工夫次第”で最強のジムになる
今回は、自宅トレーニングの可能性を無限に広げる「トレーニングチューブ」について、その効果から選び方、使い方までを徹底解説しました。
最後に、最も重要なポイントを振り返りましょう。
- チューブは「漸進的な負荷」で、ダンベルとは違う質の高い刺激を筋肉に与えることができる
- 選ぶ際は、まず「複数の強度がセットになったループバンド」から始めるのが失敗しないコツ
- チューブ一本で、筋トレからストレッチ、美尻メイクまで、全身をくまなく鍛えることが可能
- 究極の携帯性で、あなたのライフスタイルそのものをトレーニング環境に変える
トレーニングチューブは、ただのゴムではありません。
それは、あなたの**工夫**とアイデア次第で、どんな高価なマシンにも負けない可能性を秘めた、あなただけのポータブルジムなのです。
さあ、この“魔法のゴム”を手に、もっと自由に、もっとクリエイティブに、トレーニングを楽しみましょう。