「可変式ダンベルは手に入れた。でも、床でダンベルプレスをしても、なんだか胸に効いている感じがしない…」
「もっと色々な種目に挑戦して、全身を効率よく鍛えたい!」
そのように感じているあなたは、自宅トレーニングのレベルが一段階上がった証拠です。
そして、その向上心を次のステージへと引き上げ、あなたの持つダンベルのポテンシャルを120%解放するキーアイテムこそが「トレーニングベンチ」です。
この記事では、なぜトレーニングベンチがそれほどまでに重要なのかという根本的な理由から、専門家目線で徹底分析した「後悔しない選び方の全知識」、そして2025年の最新情報に基づいたおすすめ人気ランキングまで、網羅的に解説していきます。

この記事でわかること
- なぜトレーニングベンチが自宅トレに必要不可欠なのかという3つの理由
- 絶対に失敗しないトレーニングベンチの選び方と6つの重要項目
- 目的やレベルに合わせた最新のおすすめ人気ランキングTOP10
そもそも、なぜ自宅トレーニーにトレーニングベンチが必要不可欠なのか?
トレーニングベンチは、単に「トレーニングをやりやすくするための台」ではありません。
それは、あなたの筋トレ効果、安全性、そして可能性そのものを飛躍的に向上させる、まさに不可欠な戦略的投資なのです。
その3つの核心的な理由を解説します。
理由1:トレーニングの幅が爆発的に広がり、全身を鍛え抜ける
床でのトレーニング(フロアプレスなど)では、可動域が制限され、特定の種目しか行えません。
しかし、ベンチが1台あるだけで、ダンベルプレスの可動域が最大化されるのはもちろん、インクラインプレス(胸の上部)、デクラインプレス(胸の下部)、ショルダープレス(肩)、ワンハンドローイング(背中)など、文字通り数十種類の新たな種目がアンロックされます。
これにより、全身をバランス良く、そして高強度で鍛え上げることが可能になるのです。
理由2:正しいフォームを維持しやすくなり、怪我のリスクを激減させる
特にフリーウェイトトレーニングにおいて、正しいフォームは効果を最大化し、怪我を防ぐための生命線です。
トレーニングベンチは、あなたの身体を安定させ、ブレない軸を作る土台となります。
これにより、狙った筋肉に的確に負荷を乗せることができ、腰などを痛めるリスクを大幅に軽減します。
安全という基盤があってこそ、限界まで追い込むことができるのです。
理由3:筋肉への刺激を最大化!ダンベルの効果を120%引き出す
筋肉を大きくするためには、筋肉を十分に「ストレッチ(伸展)」させることが重要です。
例えばダンベルプレスでは、ベンチがあることで肩甲骨を寄せ、胸をしっかり張った状態から、大胸筋が最大までストレッチされたポジションまでダンベルを下ろすことができます。
この「深い可動域」こそが、筋肥大のシグナルを強力にONにする鍵。
トレーニングベンチは、単なる「台」ではなく、あなたの持つダンベルのポテンシャルを120%引き出すための「触媒」なのです。
【後悔しない】トレーニングベンチの選び方|6つの絶対チェック項目
トレーニングベンチ選びは、あなたの今後の筋トレライフを左右する重要な決断です。
デザインや価格だけで選んでしまうと、安定性がなく集中できなかったり、すぐ壊れてしまったりと、必ず後悔します。
ここでは、最高のパートナーを見つけるための6つの絶対チェック項目をご紹介します。
項目1:種類で選ぶ|「フラット」vs「アジャスタブル」どっちがいい?
ベンチは大きく2種類に分けられます。
結論から言えば、特別な理由がない限り「アジャスタブルベンチ」の一択です。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
フラットベンチ | ・構造がシンプルで安価 ・安定性が高い |
・角度調整ができず、種目が限られる |
アジャスタブルベンチ | ・インクライン等、角度を変えられ種目が豊富 ・1台で全身を鍛えられる |
・高価で、構造が複雑な分、安定性で劣るモデルもある |
インクラインプレスなど、上半身のトレーニングの幅を広げることがベンチ導入の大きな目的なので、角度調整機能は必須と言えるでしょう。
項目2:角度調整機能で選ぶ|インクライン・デクラインの重要性
アジャスタブルベンチを選ぶ際は、背もたれ(バックシート)と座面(シート)の両方の角度が調整できるモデルを選びましょう。
特に、大胸筋上部を狙う「インクライン(30〜45度程度)」と、肩を鍛える「ショルダープレス(75〜90度程度)」の角度設定は必須です。
さらに「デクライン(マイナスの角度)」機能があれば、大胸筋下部や腹筋も鍛えられ、まさに鬼に金棒です。
項目3:安全性で選ぶ|最重要指標「耐荷重」と「本体重量」
これが最も重要な項目です。
耐荷重は「自分の体重+扱うダンベルの合計重量」よりも、最低でも1.5倍以上の余裕があるものを選びましょう。
例えば体重70kgの人が片方30kg(合計60kg)のダンベルを扱うなら、合計130kg。
その1.5倍である約200kg以上の耐荷重は欲しいところです。
また、ベンチ自体の「本体重量」も安定性に直結します。
軽すぎるモデルは高重量を扱った際にブレやすいので、最低でも15kg以上の重量があるモデルが安心です。
項目4:安定性で選ぶ|フレームの構造とシートの硬さ・幅
ぐらつかない安定したベンチは、トレーニングの質を左右します。
フレームの脚が「コの字」や「H型」になっているものは接地面積が広く、安定性が高い傾向にあります。
また、シートは硬すぎると背中が痛くなり、柔らかすぎると身体が沈んで力が入らないため、適度な硬さが必要です。
シートの幅も、肩甲骨がしっかり収まる30cm前後のものが一般的におすすめです。
項目5:設置場所で選ぶ|本体サイズと折りたたみなどの「収納性」
購入前に、必ず設置スペースの寸法を測っておきましょう。
ベンチを使用する際は、トレーニング動作のために前後左右にさらにスペースが必要になることも忘れてはいけません。
もしスペースが限られている場合は、コンパクトに折りたためるモデルを選ぶと、トレーニング時以外は部屋を広く使うことができます。
項目6:付加機能で選ぶ|レッグアタッチメント等の必要性
モデルによっては、デクライン時に足を固定するための「レッグホルダー」や、レッグエクステンションなどができる「アタッチメント」が付属しているものもあります。
特に腹筋を本格的に鍛えたい場合は、レッグホルダーがあると非常に便利です。
ただし、多機能なほど価格は上がり、構造も複雑になるため、自分に本当に必要な機能かを見極めることが重要です。
安物ベンチで後悔したAさんの話
Aさんは、とにかく安いという理由だけで耐荷重ギリギリの軽量なベンチを買ってしまいました。
トレーニングを始めると、少し高重量になるだけでベンチがギシギシと音を立て、微妙にぐらつくのです。
「いつか壊れるんじゃないか…」という不安が頭をよぎり、全力を出し切れない日々。
結局、彼はトレーニングに集中できず、すぐに有名なブランドの高耐久モデルを買い直すことになりました。
「最初からケチらずに、ちゃんとしたものを選べばよかった。
安全への投資が、結局一番の近道なんだ」と彼は語ります。
【2025年最新】目的別!トレーニングベンチおすすめ人気ランキングTOP10
ここからは、先ほどの6つのチェック項目を踏まえ、目的別に厳選したトレーニングベンチをランキング形式でご紹介します。
あなたの目的と予算に合った、最高のパートナーがこの中に必ずあります。
【コスパ・初心者向け】まずはここから!堅実モデルTOP5
【1位】LEADING EDGE (リーディングエッジ) マルチポジションベンチ
特徴:デザイン、機能性、価格のバランスが非常に高く、初心者が最初に選ぶ一台として圧倒的な人気を誇ります。
シンプルな構造で組み立てやすく、折りたたみも可能。
まさに「最初の相棒」にふさわしい定番モデルです。
【2位】FLYBIRD トレーニングベンチ
特徴:「組み立て不要」という、他にはない大きなメリットを持つモデル。
箱から出せばすぐに使え、コンパクトに折りたためるため、収納性を最重視するユーザーから絶大な支持を得ています。
手軽さと省スペース性を両立した賢い選択肢です。
【3位】YouTen (ユーテン) トレーニングベンチ
特徴:とにかく価格を抑えたい、というニーズに応える圧倒的なコストパフォーマンスが魅力。
基本的な機能をしっかりと備えつつ、1万円前後から購入できるモデルもあります。
デクライン対応モデルも多く、腹筋まで鍛えたい初心者に最適です。
【4位】GronG (グロング) アジャスタブルベンチ
特徴:日本のフィットネスブランドとしての信頼感と、価格以上の品質が魅力。
シートの素材感やフレームの塗装が丁寧で、細部までこだわって作られています。
安定感にも定評があり、安心してトレーニングに打ち込めます。
【5位】WASAI (ワサイ) インクラインベンチ
特徴:堅牢な作りと高いコストパフォーマンスで人気の実力派ブランド。
派手さはありませんが、トレーニング器具としての基本性能である「安定性」と「耐久性」を重視した設計で、長く使える一台を探しているユーザーにおすすめです。
【本格派・中上級者向け】高機能・高耐久モデルTOP5
【1位】IROTEC (アイロテック) マルチポジションベンチHPM
特徴:「ジム品質」を自宅に、をコンセプトにした超本格派モデル。
極太フレームと重厚な本体重量がもたらす圧倒的な剛性感と安定性は、高重量を扱うトレーニーに絶対的な安心感を与えます。
一切のブレを許さない、まさに本格派のための一台です。
【2位】TUFFSTUFF (タフスタッフ) アジャスタブルベンチ
特徴:多くの商業ジムにも導入されている、トレーニングベンチの最高峰ブランド。
人間工学に基づいた設計、細やかでスムーズな角度調整、絶妙なシートの硬さなど、全てがワールドクラス。
価格は高価ですが、一生モノを求めるなら最高の選択です。
【3位】LEADING EDGE PRO (リーディングエッジ プロ) ヘビーデューティーベンチ
特徴:人気のリーディングエッジの上位モデル。
耐荷重を400kgまで引き上げ、フレームもさらに強化。
スタイリッシュなデザイン性はそのままに、ハードなトレーニングにも余裕で耐えうるプロ仕様の堅牢性を実現しています。
【4位】MBC POWER (エムビーシーパワー) アジャスタブルベンチ
特徴:パワーリフティング競技者など、純粋に「強さ」を追求する人々のために開発された超高耐久モデル。
その安定性は他の追随を許さず、どんな高重量でもびくともしません。
華美な装飾を排した、質実剛健を地で行く逸品です。
【5位】STEELFLEX (スチールフレックス) インクラインベンチ
特徴:こちらも商業ジムへの導入実績が豊富なブランド。
ワンタッチで素早く角度を変更できる調整機構が秀逸で、ストレスなくトレーニングに集中できます。
シートの形状も身体にフィットしやすく、安定したフォームをサポートします。
トレーニングベンチを手に入れたら絶対に試したい!効果絶大トレーニング5選
最高のベンチを手に入れたら、早速そのポテンシャルを最大限に引き出しましょう。
ここでは、ベンチがあるからこそ可能になる、効果絶大のトレーニング種目を5つ厳選してご紹介します。
これらの種目を加えるだけで、あなたの体は今までとは比較にならないスピードで進化を始めるでしょう。
- 1.【胸】インクライン・ダンベルプレス(大胸筋上部)
ベンチの角度を30〜45度に設定して行うダンベルプレス。
Tシャツを着た時に盛り上がって見える、格好いい胸板の上部を徹底的に鍛えることができます。 - 2.【背中】ワンハンド・ダンベルローイング(広背筋)
ベンチに片手・片膝をついて行うことで、体幹が安定し、より高重量のダンベルを背中で引くことに集中できます。
逆三角形の背中を作る必須種目です。 - 3.【肩】シーテッド・ショルダープレス(三角筋)
ベンチに座って行うショルダープレス。
足の反動を使えなくなるため、純粋に肩の力だけで挙げることになり、三角筋に強烈な刺激が入ります。 - 4.【腕】スカルクラッシャー(上腕三頭筋)
ベンチに仰向けになり、ダンベルを額(skull)の上で上げ下げする種目。
太い腕を作るために必須の、腕の裏側(上腕三頭筋)を効果的に鍛えられます。 - 5.【腹筋】デクライン・シットアップ(腹直筋)
デクライン機能があるベンチなら、頭が下がった状態で腹筋運動ができます。
通常の腹筋よりも可動域が広がり、腹筋に強烈な負荷をかけることが可能です。
トレーニングベンチに関するよくある質問(Q&A)
最後に、購入を検討している方が抱きがちな細かい質問にお答えします。
購入前の小さな不安を解消し、自信を持って最適な一台を選びましょう。
- Q1. ベンチの組み立ては素人でもできますか?
- A1. ほとんどの製品は、付属の工具と説明書で30分〜1時間程度で組み立て可能です。
ただし、パーツが重い場合もあるので、二人で作業するとより安全でスムーズです。 - Q2. 床の保護のためにマットは必要ですか?
- A2. はい、必須です。
ベンチの脚による傷やへこみを防ぐだけでなく、防音や滑り止めの効果もあります。
必ず厚手のトレーニングマットを敷くようにしてください。 - Q3. 角度は何段階くらい調整できるものがおすすめですか?
- A3. バックシートは、フラット(0度)、インクライン(30度、45度、60度)、直角に近い角度(80度前後)の4〜5段階あればほとんどの種目に対応できます。
シートの角度も連動して調整できると、インクライン時にお尻が滑らず安定します。
「人生が変わった」と語るBさんの成功談
Bさんは長年、自己流の腕立て伏せばかりで、胸の形にコンプレックスを持っていました。
一念発起してダンベルと本格的なトレーニングベンチを購入。
特にインクラインプレスを始めてから、彼の体は劇的に変わりました。
Tシャツの上からでもわかるほど胸板が厚くなり、自分に自信が持てるように。
「ベンチへの投資は、単に筋肉がついただけじゃない。
自分を変えるきっかけをくれた、最高の自己投資でした。
今ではトレーニングが楽しくて仕方ないんです」と、彼は笑顔で語ってくれました。
まとめ:トレーニングベンチは理想の体への最短ルートを示す羅針盤
今回は、トレーニングベンチの重要性から、後悔しない選び方、おすすめランキング、そして具体的なトレーニング方法までを網羅的に解説しました。
最後に、重要なポイントをもう一度振り返りましょう。
- ベンチは「種目の幅」「安全性」「トレーニング効果」を劇的に向上させる不可欠な存在
- 選ぶ際は「種類」「角度」「耐荷重」「安定性」「収納性」「付加機能」の6項目を必ず確認する
- 特に「耐荷重」は、自分の体重と使用重量を考慮して、余裕のあるスペックを選ぶことが最重要
- 最高のベンチを手に入れたら、新しい種目に挑戦して、トレーニングのマンネリを打破しよう
トレーニングベンチは、闇雲な航海からあなたを救い出し、理想の体という目的地まで最短ルートで導いてくれる「羅針盤」のような存在です。
さあ、最高のパートナーを見つけて、あなたの自宅トレーニングを新たな次元へと進化させましょう。