ジムに入会して、マシンの使い方も少しずつ覚えてきた頃。
背中を鍛える「ラットプルダウン(上からバーを引くマシン)」をやっている時、こんな悩みを感じたことはありませんか?
「背中の筋肉を使っている感覚がない…」
「背中が疲れる前に、腕(前腕)がパンパンになってバーを握っていられない…」
もし心当たりがあるなら、それはあなたのトレーニングが下手だからではありません。
人間の身体の構造上、当たり前のことが起きているだけです。
そして、この問題を放置したままトレーニングを続けても、あなたの背中は一向に広がりません。
解決策はたった一つ。
気合で握力を鍛えることではなく、「パワーグリップ」という文明の利器を使うことです。
「初心者が道具なんて生意気だ」なんて思う必要はありません。
これは、筋トレ効率を劇的に跳ね上げる「合法的なチートアイテム」なのです。
この記事でわかること
- なぜ「背中」より先に「握力」が限界を迎えるのか?身体構造の真実
- グローブではダメな理由と、パワーグリップがもたらす「筋トレ効率30%UP」の効果
- 安物買いは危険!失敗しない選び方とおすすめブランド(ゴールドジム・バーサ)
なぜ「背中」より先に「腕」が疲れるのか?初心者が陥る握力の罠

そもそも、なぜ背中を鍛えたいのに腕が疲れてしまうのでしょうか。
その理由は、筋肉の「サイズの違い」にあります。
背中の筋肉は強いが、握力は弱い。この「ギャップ」が成長を止める
背中の筋肉(広背筋など)は、人体の中でもトップクラスに大きく、パワーのある筋肉です。
一方で、バーを握るための前腕の筋肉は非常に小さく、持久力もありません。
つまり、「背中はまだ余裕があるのに、握力が先に限界を迎えてしまう」という状態(ボトルネック)が必ず発生します。
これでは、いくら頑張ってバーを引いても、背中を完全に追い込むことは不可能です。
この「筋力ギャップ」を埋めるための唯一の手段が、ギア(道具)の使用なのです。
初心者こそ「ギア」に頼れ!道具は「補助輪」であるという考え方
「ギアを使うのは、重い重量を扱う上級者になってから」と思っていませんか?
それは大きな間違いです。
上級者は握力も強く、バーを握る技術も高いため、素手でもそれなりに効かせられます。
しかし、握力が弱く、フォームも未熟な初心者こそ、道具の力で「握力」という不安要素を排除すべきなのです。
自転車に乗れない子供が補助輪を使うのと同じです。
恥ずかしがる必要は全くありません。
「ガチ勢っぽくて恥ずかしい」は勘違い。ジムの猛者は誰も見ていない
「あんな本格的な道具をつけて、軽い重量を扱っていたら笑われるかも…」
そんな心配は無用です。
ジムにいる上級者(マッチョ)たちは、自分の筋肉にしか興味がありません。
むしろ、パワーグリップをつけている初心者を見ると、「お、この人はちゃんと背中に効かせようと勉強しているな」と好感を持つくらいです。
堂々と装着しましょう。
グローブとは違う!「パワーグリップ」が最強の投資である3つの理由

ジムでよく見かける「トレーニンググローブ(指が出ている手袋)」と「パワーグリップ」は全く別物です。
初心者が最初に買うべきは、間違いなくパワーグリップです。
【最大効果】握力ほぼゼロで引ける。ターゲット部位に「全集中」できる快感
パワーグリップの最大の特徴は、手首に巻いたベロ(ラバー部分)をバーに巻き付けることで、「握る力」を物理的に固定してしまう点にあります。
極端な話、指を離してもバーが手から落ちません。
これにより、意識の100%を「背中を収縮させること」だけに集中できます。
「あれ?こんなに背中って動くんだ!」という感動は、使った人にしかわかりません。
【マメ防止】手のひらの皮膚も保護。シャワーで染みる痛みとサヨナラ
グローブ同様、手のひらの保護機能もあります。
素手でラットプルダウンやデッドリフトを行うと、手の皮が挟まり、痛いマメができます。
マメが潰れると、シャンプーをする時に激痛が走り、日常生活のQOLが下がります。
パワーグリップがあれば、スベスベの手のひらを維持したまま、高重量を扱えます。
【時短】リストストラップより簡単。1秒でセット完了する手軽さ
似た道具に「リストストラップ(長い紐)」がありますが、あれはバーに何度も巻き付ける必要があり、慣れるまで時間がかかります。
一方、パワーグリップは「ベロをパッと巻き込むだけ」。
セット完了までわずか1秒。
この手軽さが、ジムでの集中力を途切れさせません。
【Episode】30代男性・ジム歴1ヶ月 Dさんの場合
ラットプルダウンをやっても腕ばかり疲れるので、「自分には才能がないのかな」と悩んでいたDさん。
半信半疑でパワーグリップを購入し、初めて使った日の衝撃は忘れられないそうです。
「今まで30kgで限界だったのが、いきなり40kgが引けたんです。しかも腕は全然疲れてない。
翌日、人生で初めて『広背筋の筋肉痛』が来て、ようやくスタートラインに立てた気がしました」
それ以来、Dさんのジムバッグには必ずパワーグリップが入っています。
失敗しない選び方。Amazonの激安品と本家(ゴールドジム・バーサ)の違い

Amazonで検索すると、2,000円前後の安い商品から、1万円近いものまで様々です。
結論から言うと、「安物は避けた方が無難」です。
安物は「ベロ」が滑る?命を預ける道具はケチってはいけない
安いパワーグリップの欠点は、ベロ(ラバー)の「グリップ力」が弱いことです。
汗をかくと滑ってしまったり、耐久性が低くすぐに千切れてしまったりします。
もしデッドリフト中にグリップが外れたら、腰を痛める大事故に繋がります。
数千円の差で安全と効果を買うと思って、信頼できるメーカーを選んでください。
サイズ選びの落とし穴。手首周りは「キツめ」を選ぶのが正解
サイズ選びも重要です。
多くの製品はS・M・Lとありますが、手首の太さに合わせてギリギリ締められるサイズ(小さめ)を選んでください。
ここが緩いと、重りの負荷が手首にダイレクトにかからず、効果が半減してしまいます。
おすすめは王道「ゴールドジム」か、元祖「バーサグリップ」の二択
迷ったら、以下のどちらかを選べば間違いありません。
- ゴールドジム(GOLD’S GYM) パワーグリップ プロ:日本のトレーニーの8割がこれを使っていると言われる王道。耐久性、グリップ力ともに最強。
- バーサグリップ(Versa Gripps):パワーグリップの元祖。カラーバリエーションが豊富で、手首へのフィット感が抜群。
どちらも8,000円〜1万円程度しますが、一度買えば数年は使えるため、日割り計算すればタダのようなものです。
パワーグリップが活躍する種目ベスト3

手に入れたら、早速これらの種目で試してみてください。
「世界が変わる」感覚を味わえます。
1位:デッドリフト(これがないと高重量は不可能)
床からバーベルを引き上げる「デッドリフト」。
背中と脚を鍛える最強の種目ですが、素手では自分の体重以上の重さを保持するのは困難です。
パワーグリップがあれば、握力を気にせず、背中がちぎれる限界まで追い込めます。
2位:ラットプルダウン(背中への効きが劇的に変わる)
初心者が最も恩恵を感じるのがこれです。
小指と薬指側でベロを巻き込むように握ることで、「肘から糸で引かれているような感覚」を体得しやすくなります。
背中に効かせるコツを掴むための「矯正器具」としても優秀です。
3位:懸垂(チンニング)(自分の体重を支える恐怖心が消える)
自分の体重を支える懸垂は、握力への負担が半端ではありません。
パワーグリップを使うことで、鉄棒に手が吸い付くように安定します。
「落ちるかも」という恐怖心が消えるため、フォームが安定し、回数も伸びやすくなります。
【Episode】半年後のあなた
あなたは今、パワーグリップを装着して黙々とラットプルダウンを行っています。
以前のような腕の疲れは全くありません。
背中の筋肉が焼けつくような感覚(バーン)を感じながら、最後の1レップまで絞り出す。
Tシャツの上からでもわかる逆三角形のシルエットは、この「小さな道具」への投資から始まりました。
「あの時、ケチらずにこれを買って本当によかった」と、充実感の中でプロテインを飲んでいることでしょう。
まとめ:1万円弱の投資で、筋トレ人生が変わる

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
パワーグリップの重要性が伝わりましたでしょうか。
要点を振り返ります。
- 握力の限界を超える:背中を追い込むには、素手では不可能。
- 初心者こそ必須:フォームが安定し、マメも防げる最強の補助輪。
- ケチるな:ゴールドジムかバーサグリップを選べば、数年は使える。
今すぐポチるべき「最初の相棒」
ウェアやシューズにお金をかける前に、まずはパワーグリップを手に入れてください。
今ポチれば、明日のトレーニングから、あなたの背中トレの質は「別次元」になります。




