「ネットで買ったグローブ、サイズが微妙に合わなくて中で手が滑る…。これじゃ逆に危ないかも」「革製の方がカッコいいけど、洗えないって本当?汗臭くなるのは絶対にイヤだ!」
「消耗品って聞くけど、どれくらいで買い替えるべき?高いのを長く使うのと、安いのを使い倒すの、どっちがお得?」
ジムでのトレーニングを快適にする「トレーニンググローブ」。
しかし、いざ買おうとすると、素材(革、メッシュ、ネオプレン)や機能(リストラップ付き、指切り)、そして何より「サイズ感」がメーカーによってバラバラで、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
実は、グローブ選びにおける「小さな妥協」は、トレーニング中の「大きなストレス」に直結します。
サイズが合わないグローブは、グリップ力を高めるどころか、中で手が滑って怪我のリスクを高めてしまうことさえあるのです。
この記事では、あなたが「買って後悔した…」とならないために、グローブ選びで最も重要な「素材」と「サイズ感」の見極め方を徹底解説します。
さらに、長く清潔に使うための「洗濯・お手入れ方法」や、買い替え時となる「寿命」のサインまでを網羅。
この記事でわかること
- あなたの目的に合ったグローブの「素材(レザー・メッシュ等)」と「タイプ」の選び方
- 失敗しない「サイズ感」の確認方法と、ネット購入時の注意点
- 臭いを防ぎ長持ちさせるための「洗濯・お手入れ」の正解と買い替えサイン
「グローブ=初心者」は誤解?グローブ論争を整理する

選び方の前に、「そもそもグローブは必要なのか?」という根本的な疑問を解消しておきましょう。
「上級者は素手だ」という意見もありますが、それはあくまで一つのスタイルに過ぎません。
なぜ上級者には「素手(ベアナックル)派」も多いのか?
上級者の中には、グローブをあえて使わない人もいます。
その主な理由は、「バーベルのローレット(ギザギザ)を直接肌で感じることで、より繊細なコントロールができるから」、そして「グローブの厚みでグリップが太くなるのを嫌うから」です。
彼らは、マメができる痛みよりも、ダイレクトな操作感を優先しているのです。
グローブは「甘え」ではなく「目的別の選択」である
しかし、これは「全員がそうすべき」ということではありません。
「手のひらを保護したい」「汗で滑るのを防ぎたい」「手首を守りたい」といった目的があるなら、グローブは非常に有効なギアです。
グローブを使うことは決して「甘え」や「初心者」の証ではなく、目的に合わせて道具を使いこなす「賢い選択」なのです。
グローブを「着用する」ことの5つの明確なメリット

グローブが提供してくれる具体的なメリットを確認しましょう。
① 最大のメリット:「手のマメ(タコ)」を予防・保護する
バーベルやダンベルとの摩擦から皮膚を守り、痛くてトレーニングに集中できない、といった事態を防ぎます。
特に女性や、仕事柄手を綺麗に保ちたい人には必須です。
② 「滑り止め」効果によるグリップの安定(特に手汗をかく人)
トレーニング中の手汗は、グリップを滑らせる大敵です。
グローブの手のひら側にあるラバーやシリコン素材が、汗をかいても安定したグリップ力を発揮し、ダンベル落下などの事故を防ぎます。
③ 負荷の分散による「痛み」の軽減(バーベルの食い込み)
高重量のプレス系種目では、バーが手のひらに食い込んで強い痛みを感じることがあります。
グローブのクッション(パッド)がこの圧力を分散させ、痛みを和らげてくれます。
④ 手首を保護する「リストラップ一体型」という選択肢
手首に不安がある場合、リストラップと一体になったグローブを選べば、マメ防止と同時に手首の固定・保護もできます。
初心者には特に人気のあるタイプです。
⑤ 衛生的(器具に直接触れない安心感)
不特定多数の人が触るジムの器具に、直接触れたくないという衛生面でのメリットもあります。
サイズが合わないグローブの悲劇
僕は、ネットで見かけたデザインの良いグローブを、サイズ表もろくに見ずに「まあMサイズでいいだろう」と購入しました。
届いてみると、少し大きい。
「まあ、キツイよりはいいか」とそのままジムで使ってみたのですが…。
ラットプルダウンでバーを引いた瞬間、グローブの中で手が「ズルッ」と滑ったのです!
グローブの生地と手のひらの間に隙間があり、摩擦が効かなかったのです。
危うくバーを顔にぶつけるところでした。
「サイズが合わないグローブは、素手よりも危険だ」。
僕はその日、すぐにトレーニングを中止し、スポーツ用品店で実際に試着してから、自分にぴったりのSサイズを買い直しました。
フィット感こそが、グローブの命だと痛感しました。
グローブを「着用しない(素手)」ことの3つのメリット(=グローブのデメリット)

逆に、グローブをしないことのメリット(=グローブのデメリット)も知っておきましょう。
① バーを「直接握る感覚」が養われる(グリップ力向上)
素手であれば、バーの状態をダイレクトに感じ取ることができ、より繊細な力加減が可能になります。
② グリップが太くならず、自然な握りを維持できる
特に手が小さい人にとって、厚手のグローブはバーを「太く」してしまい、握りにくくなる原因になります。
素手なら、最も自然な太さで握れます。
③ 「タフな手」が育つ(上級者の証?)
摩擦に耐えることで、手の皮が厚く、強くなります。
これを「トレーニングの勲章」と捉える人もいます。
あなたはどっち?「グローブ派」vs「素手派」目的別推奨

自分のスタイルに合わせて選びましょう。
【グローブ派】がおすすめな人
・手の痛み、マメを避けたい人。
・手汗が多く、滑るのが怖い人。
・手首の保護も同時にしたい人。
・衛生面が気になる人。
【素手派】(+チョーク/ストラップ)がおすすめな人
・ダイレクトな操作感を重視する中〜上級者。
・握力そのものを鍛えたい人。
・手が小さく、グリップを太くしたくない人。
(※滑り止めには「チョーク」を併用するのが一般的です)
失敗しない!トレーニンググローブの「選び方」4つのポイント

ここが本題です。
後悔しないための具体的なチェックポイントです。
① タイプ:「リストラップ一体型」 vs 「通常型」
・リストラップ一体型:手首に長いベルトが付いているタイプ。
手首をガッチリ固定できるため、ベンチプレスなどで手首が痛くなりやすい人におすすめ。
・通常型(ショートタイプ):手首の固定機能がないシンプルなタイプ。
手首を自由に動かしたい人や、蒸れるのが嫌な人向け。
② 素材:メッシュ(通気性)、レザー(耐久性)、シリコン(グリップ力)
・本革(レザー):耐久性が高く、使うほど手に馴染む。
洗濯しにくいのが難点。
・合成皮革・ネオプレン:耐久性と手入れのしやすさのバランスが良い。
・メッシュ:手の甲などに使われ、通気性が抜群。
汗っかきの人におすすめ。
「手のひら」部分はグリップ力のある素材(シリコン、ラバーなど)、「手の甲」部分は通気性の良い素材(メッシュなど)を組み合わせたものが快適です。
③ 着脱のしやすさ:「フィン付き」モデルの利便性
汗をかいたグローブは、手に張り付いて非常に脱ぎにくいです。
指先に「フィン(ツマミ)」が付いているモデルなら、そこを引っ張るだけでスルッと脱げます。
地味ですが、毎回のストレスを大きく減らしてくれる重要な機能です。
④ サイズ感:ブカブカはNG!ジャストフィットを選ぶ
最重要ポイントです。
グローブは、靴と同じくらいサイズ感が命です。
ブカブカだと中で手が滑り、キツすぎると血流が悪くなり手が痺れます。
メーカーのサイズ表(手のひらの周囲などを計測)を必ず確認し、可能であれば実店舗で試着して、「少しキツめ〜ジャスト」くらいのものを選びましょう。
使っているうちに多少伸びて馴染んできます。
清潔さも重要!グローブの「洗濯・お手入れ方法」

グローブは汗を大量に吸うため、放置するとすぐに「悪臭」を放ち始めます。
臭いの原因は雑菌。使用後は毎回ケアを
使用後は、そのままバッグに入れっぱなしにせず、必ず取り出して乾燥させましょう。
消臭スプレーも有効ですが、根本的な解決にはなりません。
「手洗い・陰干し」が基本
特にレザーや特殊なグリップ素材を使っているものは、洗濯機で洗うと劣化が早まる可能性があります。
中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく「手洗い」し、タオルで水分を取ってから「陰干し」するのがベストです。
(直射日光は素材を傷めます)
洗濯機OKモデルの選び方
「毎回手洗いは面倒!」という人は、最初から「洗濯機対応(ウォッシャブル)」を謳っている、全ポリエステル製やメッシュ製のグローブを選ぶのも賢い選択です。
その場合も、必ず洗濯ネットに入れて洗いましょう。
「洗える革」で、最高の相棒に出会った
私は、革製グローブのフィット感と耐久性が好きでしたが、「洗えない」ことによる臭いが悩みでした。
夏場などは、自分でも顔をしかめるほどの臭いに…。
そんな時、「ウォッシャブルレザー(洗える革)」を使ったグローブの存在を知りました。
特殊な加工で、水洗いが可能になっているというのです。
早速購入し、使ってみると、革特有の手に吸い付くようなフィット感はそのままに、汗をかいたら気兼ねなく洗える!
「これだよ、これを求めていたんだ!」。
常に清潔な状態で、最高のフィット感のグローブを使える喜び。
少し高価でしたが、その快適さと耐久性を考えれば、最高の投資でした。
素材の進化に感謝です。
まとめ:「マメ」と「感覚」、あなたが優先するのはどっち?

トレーニンググローブは、あなたの手を守り、快適なトレーニングをサポートしてくれる頼もしい味方です。
しかし、選び方を間違えれば、逆にストレスの原因にもなりかねません。
最後に、後悔しない選び方の鉄則をまとめます。
- 目的で選ぶ:手首保護なら「一体型」、軽快さなら「通常型」。
- サイズが命:必ず計測し、「ジャストフィット」を選ぶ。
ブカブカは危険。 - 素材を見る:通気性ならメッシュ、耐久性ならレザー。
「洗えるか」も確認。 - 機能性:「フィン付き」は脱ぎやすくて超便利。
- お手入れ:使用後は必ず乾燥。
定期的に手洗い(または洗濯)して清潔に保つ。
たかがグローブ、されどグローブ。




